『のだめカンタービレ』第8巻より。のだめがコンクールにて弾いたのは、第5番の『鬼火』です。いやそうに(笑)
『のだめカンタービレ』第14巻より。のだめの音楽院の試験曲。千秋が「あいかわらず濃い」とか言ってた演奏は第12番の『雪あらし』。
他、孫Ruiが弾いていたとか、のだめがガツガツ弾いていたとか。エピソードの絶えない曲です。
全体的にまず思ったのは「綺麗な曲だ」ということ。
のだめが「ガツガツ」と弾いていたり、なんか、「受け狙いで早く弾いてみた」とか言ってるので、理解不能な曲だろうと勝手に思っていて、中々手が出なかった曲です。
しかし、「超絶技巧練習曲」はどれもドラマティックで、大変興味深い曲でした。
そうですよね。リストだもの・・・・・・。
だから、あのピザ屋のおっちゃんが「俺の店で変な曲を弾くなー!」とキレるのは、よっぽどのだめがすごい弾き方をしたからか。あ、でも、誕生祝いに弾くなら、もっと詩的なメロディがいいよね。好きだけどなぁ。第6番とか(激しすぎだって)
いろいろ調べてみて面白いなぁと思ったのは、1番はハ長調。2番はイ短調・・・・・・というように、最初は♭一つもつかない状態から、その長調→短調。2曲終わったら♭を一つつけて、その長調→短調。と作られているというところ。面白いですよね。
私が好きなのは、第6番『幻影』、第8番『狩り』、第11番『夕べの調べ』です。
第6番とか、ドラマティックで美しいメロディなのにとてもカッコイイんです。
第5番の『鬼火』
「鬼火」というから、どんなにおどろおどろしい曲だろうと思っていましたが、むしろカワイイ曲でした。
そもそもなぜ「鬼火」なんだろう? 「Feux Follets」って訳すと「鬼火」なのか?
欧米の「鬼火」と日本の「鬼火」って一緒なんだろうか・・・・・・。「鬼火」→「人魂」みたいな気持ちでいるから曲にそぐわないのか、日本外ではもしかして「人魂」とかって好意的に受け取られるんだろうか・・・・・・。
とか、いろいろ考えて調べてみたけど、わかりませんでした。あはは。
第12番の『雪あらし』
少し悲しげで、でも、美しさの損なわれない曲です。
最初はスノーパウダーのちょっとした吹雪だったのに、だんだん強まってきます。
会社で、強まっていく雪を見ながら、「この中、車で帰るのかぁ」って思うと、こんな風に気持ちがだんだん重くなっていくんですよね・・・・・・。
のだめのあの「どしゃー」という重い雪の演奏はどんな感じなんだろうなぁ、なんて思います。
(2006.11.13 記)
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