『のだめカンタービレ』6巻【二ノ宮知子】「千秋先輩とのだめのデュエット」 千秋先輩がおじいさんのために最後に弾いた感動の曲ですね。
聞いたことなかったのですけども、三善家一家が衝撃をうけるような演奏が、どんな曲なのかを知りたくて買ってみました。
そうですねー。私もエルガーというと「威風堂々」ぐらいしか思い出せない口です。ちなみに「威風堂々」は吹奏楽でやりましたが、吹いてて大変気持ちのよいひとときを過ごしたことを思い出します。ホルン、おいしいじゃんね、あの曲。
また、「威風堂々」というとコンサートでイギリスの方々は立ち上がって一緒に歌ってたシーンを思い出します。本当に愛されている曲なんだなぁと。
そんなエルガーさんが作った曲でしょ? 想像つかなくて。
ピアノとヴァイオリンでしょ? 勝手にすっごいメロドラマ縲怩ネ曲を思い浮かべてたんですけどねー。まったく違いました。
冒頭から 激しいぐらいのヴァイオリンのメロディと、折り重なるようなピアノの音。のだめカンタービレでも、この曲の始まりは、ものすごい素早く力強い弓の動きが描かれているんですけど、その通りの音。一気にその場の空気を鷲掴みにするような始まりです。
のだめが「フランクのヴァイオリン・ソナタ、かっこよかった縲怐vって言って、二人でヴァイオリン・ソナタを演奏することになるんですけどね。確かにフランクのヴァイオリン・ソナタもかっちょいいです。けど、エルガーのヴァイオリン・ソナタはものすごくかっこいいです。でもって、切ない。ヴァイオリンの高音とか、本当に切なくなります。そこにピアノが優しく入るんですよね。ときどきピアノが切なく鳴って、それを助けるようにヴァイオリンが入ったり。
とても綺麗な音をずっと聴いている感じです。じっくりと目を瞑って、その音の切なさに身をゆだねていたいなーという感じでしょうか。はい。
(2004.5.30記)
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