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ブラームス:交響曲 第4番 ホ短調 作品98
(2007年10月24日 【指揮】ネヴィル・マリナー )
感想
ネヴィル・マリナーさんは御歳83歳の巨匠です。(スクロヴァチェフスキと同年?)
マリナーさんの師匠がビオラ奏者で、ブラームスと一緒に室内管弦楽をやってたというエピソードを聞いて、ブラームスってそう遠くない人なんだなぁなんておもってしまいました。
クラシックって古そうに思えるけど、そんなに古くもないんだ。きっと・・・・・・
ブラームス:交響曲 第4番 ホ短調 作品98
奏でる音がどこまでも美しいことに、願いを込められたような演奏だなぁと思いました。
特に弦の音が本当に切なくて、胸が締め付けられました。涙浮かんでしまいましたよ。
どうしようもない切なさがあるんだけど、でも、どこまでも美しいんですよね。
なんとなく。いつもブラームスの2番以降を聞くと「メロドラマやな縲怐vって思うのですが、この演奏を聴いていると、大人の愛だなぁと思ってしまいました。何故でしょう・・・・・・。
第2楽章のホルンがすごく好きです。丁寧で、美しく、周りにちゃんと溶け込んだ素敵な音でした。
しかし、なんてお元気な指揮ぶりでしょう! クリアで、キレがあって、かっこいい!!
インタビューで印象的な言葉(うろ覚えなので、ニュアンスしか合ってないと思いますが)
「モントゥー(マリナーの師)は亡くなる前にこういいました。『天国に行ったら、ブラームスに交響曲のことで謝らなくてはならない』。作曲家の意図に答えられたと自信の持てる指揮者はいません」
「音楽家は平凡な生活はできません。演奏をしているときは常に感情の起伏にあい、演奏をしていないときは『グレーゾーン』で常に音楽のことを考えています。音楽家はつねに結果を得られます。『このために生まれてきたのだ』という実感に出会うことができます」
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