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プフィッツナー:バイオリン協奏曲 ロ短調 作品34
(2007年12月12日 【バイオリン】ライナー・キュッヒル 【指揮】下野 竜也)
リヒャルト・シュトラウス:交響詩「死と変容」 作品24
(2007年12月12日 【指揮】下野 竜也)
感想
ウィーン・フィルのコンサートマスター、 ライナー・キュッヒルさんを迎えてのバイオリン協奏曲。また、最近ちょっと興味のある下野 竜也さん指揮ということで期待して聞いていたのですが・・・・・・。
ちょっと調べてるうちに知ったのですが、キュッヒルさんの奥様は日本人なんだそうです。
プフィッツナー:バイオリン協奏曲 ロ短調 作品34
聞きなれない作曲家のバイオリン協奏曲だからか、今ひとつのめりこめませんでした。
オーケストラがちょっとバラバラした感じで、バイオリンのソロでせっかく作った集中力が、オーケストラが入った瞬間にぱーっと分散するような気持ちになっちゃったです。
何故だろうなぁ・・・・・・。
なんとなく、バイオリンだけ聴いていたいなぁって思っちゃった。
リヒャルト・シュトラウス:交響詩「死と変容」 作品24
オーボエとバイオリンとフルートとソロが続いて登場するところに、はっとしてしまった。とても美しい!! とくにフルート、なんであんなに美しい音が出るんだろう・・・・・・光のような音です。ほろっと泣きそうになります。
しかし、やっぱり大盛り上がりのところは、どうしてももう一歩な気持ちになってしまう。すごくいい感じで盛り上がるのに、なんか、金管が・・・・・・金管の音がちょっと気になるんですよ。何故だろう・・・・・・。とっても怖い。不安。
他のところは、すごーく気持ちよく聞けるのに、金管が大音量を出し始めた瞬間、ハラハラドキドキ。
それでいいの?大丈夫? って、思いながら聞いてることにイライラしてしまいました。
後半の弦楽器の美しいメロディ部分はすごくよかったのにな。木管はめっちゃ綺麗だし、金管も普通に吹いている分には全然綺麗なのに。
金管の大音量が必ずしも悪いってわけではないし、割るのが悪いわけじゃないんですよ。
大きな音で割ったときに、和音の響きが美しくなくなって、統制が取れてない一音がぶわーんと飛びぬけたときに、めっちゃ不安になってしまうんですよね。その不安感が自分の中での不協和音になって、気持ちよく音楽を楽しめなくなる。
そんな感じでしょうか・・・・・・。
指揮の丁寧さとか熱心さとかは、見ていてすごく心ときめくのですけど・・・・・・。
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