『のだめカンタービレ』20巻より。のだめお気に入り協奏曲!
私、この描写の最初のコマの「パンッ」という音が書いてあるところで、「きた!!」と思いました。
大好きなんです、この協奏曲!!
そして、この曲、ラヴェルの曲集の途中で出てくるんで、第1楽章の「パンッ」でいつも「ビクっ」としてしまう(^^)。
のだめに出てくればいいなぁと思っていた曲の一つです。
『のだめカンタービレ』の20巻は、これとシューマンの『クライスレリアーナ』が出てきてくれたので、曲的に結構満足・・・・・・。内容もかなり満足でしたが、それはまた別の機会に。
第1楽章から、「パンッ」という音は鞭の音なんですね。何の音だろうとは思っていたけど。
そこからはきらびやかななラヴェルの世界。青空、風に軽く揺れる花、乱反射、サーカス、細かな紙ふぶき。
いつも感じることは違うんですけど、のだめがくるくる周りたくなるような始まりです。
本当にいろんな表情を見せてくれる興味深い曲だと思います。
でも、私が好きなのは第2楽章!
美しく優しい思い出を懐かしむようなピアノのメロディ。
そこに降り注ぐフルートの光と風。
その時点で、涙がこみ上げてきます。
「あのころは良かったな」という思い出の優しさがくれる微かな希望の光。そんなイメージがあるんです。
第3楽章も、始まり、びっくりするんですよね。
第2楽章をうっとり聞いてるから(^-^)。
これを聞くと、いろんなものが愛しくなります。テンポが速いというのもあるんですけど、第1楽章、第2楽章ときて終わりがこれだと、なんか「人生悪くないよね」って言われてるような気がしてしまうんです。不思議です。
本当にキラキラしている曲ですが、これと同時期に作曲されたという「左手のためのピアノ協奏曲」(清良が知ってた曲ですね)も気になるんですが、実は聞いたことなかったりします。
(2008.3.13記)
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