【N響アワー】ラヴェル 二つのピアノ協奏曲

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ラヴェル:道化師の朝の歌
 (2007年5月16日 【指揮】ローレンス・フォスター)

ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲
 (2007年1月17日 【ピアノ】ジャン・フィリップ・コラール  【指揮】シャルル・デュトワ )

ラヴェル:ピアノ協奏曲
 (2007年9月14日 【ピアノ】ジャン・イヴ・ティボーデ 【指揮】アンドレ・プレヴィン)

感想

クラシックを聞き始めた十数年前なら、ラヴェルの作品はあまり好きじゃなかっただろうなぁと思います。
だけど、何回かその鮮やかなオーケストレーションに徐々に魅せられてきたのかな縲怩ネんて。
ピアノ協奏曲も、「左手のための」の方が有名っぽいですが、最近「のだめ」でも取り上げられたし、少しポピュラーになっていくのかなぁなんて思ったりします。私は「左手のための」よりもピアノ協奏曲のほうが好きです。特に2楽章の光のような透明感が。

ラヴェル:道化師の朝の歌
ラヴェルはピアノ版よりもオーケストラ版のほうが好きだったりします。
あの独特の響き。
やはり、いつも光の乱反射や細かな硝子の破片、シャボン玉の表面のキラキラ感を思い浮かべるのは、ラヴェルだけですねー。
あれはどんな響きがあって、思い浮かべるんだろう。
和音? 楽器の選び方?

ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲
素直に広がればいいのに、どうしてぶつけてくるんだろうなぁ・・・・・・でも、それがとっても不思議な心持にさせてくれるのかなとも思います。
ピアニストのジャン・フィリップ・コラールさんが、とっても素敵な紳士でした(←ミーハー・・・・・・)。
しかし、本当に左手だけというのが不思議な曲です。
響きはとても多彩で、きらびやか。どんな楽譜なんだろう。

ラヴェル:ピアノ協奏曲
始まりの「パチッ!」という音にびっくりするのは相変わらずです(笑)
よくよく聞くと打楽器も特徴的に使われていて、ピアノが伴奏だったりときに打楽器的だったり、本当にいろんな表情のある曲だと思います。
さて、私が一番好きなのは2楽章。この途中からの降り注ぐようなフルートにいつも涙するのですが、今回は神田さん(前回覚えましたよ!)のフルート! そう、神田さんのフルートでここが聞きたかったんですー!!
いつもは光と風というイメージのある2楽章ですが、今回はどちらかというと懐かしさとか安らぎとか穏やかさとか、そいうものを感じました。途中からの、コール・アングレの旋律とピアノのきらめくような伴奏がとっても素敵でした。
第3楽章は、もう少し「しまり」が欲しい始まりでしたが、もう途中からはにやにやしっぱなしです。疾走感。そして、ジャズっぽさにニヤリ。
いいなー。この曲は一度生で聞きたいです!

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