かんでん クラシック in 京都 金聖響&京都市交響楽団

【とき】2008年9月7日(日) 13:00開場 14:00開演
【ところ】京都コンサートホール
【指揮】 金聖響
【演奏】
[管弦楽]京都市交響楽団
[ヴァイオリン]希生・ザイラー
【曲】
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
シベリウス:交響曲第2番 ニ長調
去年の11月にマーラーを一緒に聞きに行ったTちゃんと行ってまいりました。
京都は遠い……。下道だからなー。高速があればもう少し楽なのに。
金聖響さんは、なんやかんや言って3回目。京都市交響楽団は2回目です。
特に京都市交響楽団は、結構昔にチャイコフスキーだらけを聞きにいったときに、かなり好きになった楽団さんです。
それから中々これなかったんですが、久々にお会いできてとても楽しみでした。
さてさて。
まずは、ブラームスのヴァイオリン協奏曲。
ソリストの力量に合わせてか、随分こじんまりとした演奏になったなぁと感じました。
ソリストも、「大丈夫?」って途中ちょっとハラハラして・・・・・・途中からイライラしてしまいました…・・・。
ただ、第2楽章のオーボエは素晴らしかった! そこだけ目が冴えました。
私の場合、協奏曲って「ソリストvs管弦楽団」ぐらいの勢いと緊張感と姿勢が欲しいと思ってしまうので、なんか、管弦楽団がソリストに「これぐらいかな?」って妥協しているような演奏は嫌だなと思いました。
いや、勿論、本当にそうだったかは私にはわかりませんが、私はそう感じてしまいました。
もしかして、この演奏が京都市交響楽団の限界? なんて思いつつ、これはシベリウスで確かめなくちゃねっと早々に次に思いを馳せてしまいましたね。
さて、そのシベリウスの第2番。
何度かCDで聞いたりはしたことあるけど、今ひとつ最後の盛り上がり以外はなんとも説明しにくい曲です。
その交響曲ですが、心から楽しめはしませんでした。
金聖響さんの指揮にももう一つ元気がない感じと、噛み合わないもどかしさみたいのを感じて、「あ、振りにくそう」って思いました。
首かしげながら帰るなんて、滅多にないんですけどね。そんな感じの演奏だったように思えます。
だけど、第2楽章の一部分が、別の楽団のようにとても美しくてびっくりしました。
あ、ようやく噛みあった? と思ったけど、勘違いだったですよ。あとは、やっぱり「うーん」って感じで聞いていました。
特にすごく残念だったのは、第4楽章の冒頭のあのものすごく盛り上がるところ第1弾で、コントラバスが・・・・・っ!!
「か、噛み合わない」
コンマ何秒かわからないけど、可能であれば手でちょいちょいと押して速さを調節したくなるようななんともいえないもどかしさ。
「コントラバス、もういいから、もう少し目立たないように弾いてくれー!!」とか思っちゃった。
あと、ホルンも今ひとつだったなぁ。音自体があまり綺麗だと思わなかったです。
ホルン今ひとつ、なんて思うの初めてです。
でも。でも!!
今回、すごーくよかったのはトランペット。
1stトランペットが、むっちゃくちゃ綺麗でした。
私、オーケストラのトランペットで、感動したの初めてです。どんな楽団聞いていても、ちょっとハラハラするんですよ。
だから、最後の金管ファンファーレっぽいところの、トランペットの美しさで、全てのイライラが帳消しされました。
あと、アンコールが一番よかったなーと思いました。
アンコールの曲が流れ始めた瞬間、私の心がむちゃくちゃソワソワしたのは、携帯の目覚まし時計の音にしている曲だったからです。目が覚めた(笑)
アンコールの曲は、
グリーグ作曲 ホルベアの時代より「プレリュード」でした。 いい曲です。
しかし・・・・・・、金聖響さん指揮でこういう微妙な気分になったのは2回目です。1回目のモーツァルト、すごくよかったからなぁ。
私とは相性がよくないのかもしれません。でも、あのモーツァルトを思い出すと「もう一度」と期待してしまいます。
もう一度。機会があれば・・・・・・。
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