カンタービレ!(歌うように!)
by 千秋真一
作者:二ノ宮 知子
音大コメディの決定版である「のだめカンタービレ」が、書き下ろしの表紙や短編漫画を付けて復活。新装版第1巻はLesson1のだめと千秋先輩の出会い、から、Lesson12の千秋先輩がミルヒーの代わりにSオケでベト7を振るところまで。
のだめカンタービレの音楽会のコンサートに行って、普通のコミック版持っているのにデジタルで買ってしまった「新装版」。書き下ろしの表紙と音大時代の千秋先輩とのだめの様子のわかる数ページの書き下ろし漫画が嬉しいです。
やっぱり面白いなぁと思います。二宮先生が最後に書いておられるように、「当時」許されていた表現が、今読むとちょっとドキッとすることも多いけど、でもそれを残すのも文化だなと。
本当にみんな強烈なキャラクターですね。
私はこの巻にある、ミルヒーがSオケを作り、千秋先輩が代わりに指揮をして、いろんな人にだめだしをして雰囲気を悪くした後に、ミルヒーが指揮をしてみんなの音楽を引き出すシーンが大好きです。
「あの人はきっと、音楽を人を尊敬していて、それが自分に返ってくる」
という千秋のモノローグがとても好きです。みんなで音楽を作り上げていくところの本質というか、いまだに合奏などをしているときに、ふと思い出すフレーズなんですよね。
そういえば、私はこの「のだめ」から本当にたくさんの素晴らしい言葉やシーンを実際に自分で音楽をしているときに思い出すことがあって、かなり影響を受けたなと思います。
このコミックでたまに思い出すシーン
- 「へたくそ、どへたくそ、みーんなへたくそ」
- 「フォルテ!フォルテ!コンフォーコ!てめぇの生徒はみーんな同じ弾き方するんだよ!気持ちわりぃ!」
- すっげぇでたらめ、これじゃ「悲惨」だ。
- かわいい(峰がのだめを見て。これでのだめがかわいい設定だったなぁって思い出します)
- 恋…それは幻…紫のバラの人……。
- 全体にボカシを入れて……。 泣くなー!(泣きたいのはこっちだ!)笑ってマス!
- む……ムラムラしますか?
- 光る青春と喜びの稲妻
この作品に出てくる曲
ベルディ:マクベス
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番
モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ
ベートーヴェン:交響曲第1番
モーツァルト:魔笛
ベートーヴェン:交響曲第9番
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