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楽劇「トリスタンとイゾルデ」 から
前奏曲と「愛の死」
第2幕 抜粋
( ワーグナー )
ソプラノ : リンダ・ワトソン (イゾルデ)
テノール : アルフォンス・エーベルツ (トリスタン)
バス : マグヌス・バルトヴィンソン (国王マルケ)
メゾ・ソプラノ : クラウディア・マーンケ (ブランゲーネ) ほ か
指 揮 : イルジー・コウト [ 収録: 2008年11月15日, NHKホール ]
感想
そもそも、「トリスタンとイゾルテ」ってよく聞くけど、どんな話なんだろう?と思って調べたら、映画とかあったんですね。
http://movies.foxjapan.com/tristanandisolde/
あらすじを読んで、かなり切なくなりました。
これ、物語を知っていると、曲を聞いているだけでものすごく切ないです。
美しいのだけど、満たされない切ない前奏曲。
私、この曲は初聞きではありませんが、今日の演奏には、鳥肌がたち、そして、泣きそうになりました。
たっぷりと伸ばされた音の先にある切ないメロディが、心をものすごく揺さぶります。
今日の演奏の響きはすごい好きだな。
「そこはー!!」みたいな気持ちに全然ならず、とても好みのバランスに聞こえました。(金管も全然いいなーっと思ったし)
弦はいつもあんまり感想を持たないんだけど(こんなこと言うと恐縮なんですが、「上手い」とも「下手」とも特に思わないってことです)、
今日はすごく感情ふくよかというか、
いつも顔色の悪い子の頬に少し紅が差した様なちょっとした艶やかさみたいのを感じて、いつもこんな感じならいいのになぁ・・・・・・なんて思いました。
あれーこんな曲だっけー・・・・・・。とか思ってしまいました。
普段、「ワーグナー」っていうだけで、あんまり真剣に聞いてないのかな・・・・・・。
前奏曲だけで、お腹いっぱい(苦笑)
その後の歌・・・・・・。いつも思うんだけど、この、オペラを日本語訳したときにセンスのなさはなんとかならないものでしょうかね。直訳チックな。もう少し小説っぽくしてみたら、感動が多少・・・・・・。だって、いくら歌が外国語(笑)でも、やっぱり字幕読んじゃうでしょ?
それで、頭が冷めていくんだよね。だから、こういうので試聴するオペラ(歌曲)って、冷静になっちゃうのかな・・・・・・。
オペラなら、字幕なしでもなんとなくわかるかもだけど、コンサート形式って歌っているその表情だけで内容を察するのは難しいから、やっぱり読んじゃうしね・・・・・・。
「死による愛の成就」その言葉に、じーんとします。
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