【N響アワー】名曲の難所・急所

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交響曲 第8番 ト長調 作品88 から 第3楽章 ( ドボルザーク作曲 )
指揮: トマーシュ・ネトピル
[ 収録: 2007年7月20日, NHKホール ]

交響曲 第5番 ニ短調 作品47 から 第4楽章 ( ショスタコーヴィチ作曲 )
指揮: パーヴォ・ヤルヴィ
[ 収録: 2005年5月25日, サントリーホール ]

交響曲 第5番 変ロ長調 作品100 から 第4楽章 ( プロコフィエフ作曲 )
指揮: アンドレイ・ボレイコ
[ 収録: 2005年7月8日, NHKホール ]

牧神の午後への前奏曲 ( ドビュッシー作曲 )
指揮: エマニュエル・ヴィヨーム
[ 収録: 2008年4月16日, NHKホール ]

感想

まずは、ドヴォっぱち(本当にこんな言い方するの?)ことドヴォルザークの交響曲第8番第3楽章。
やっぱりメロドラマだなぁって思う(笑)
「背景みがき」として、背景(メロディの後ろ)に注目とのことでした。
結構、テンポの頭のとりやすいはっきりとした演奏だなぁと思いました。

「テンポのドライブ」として、テンポの変化に着目だったのが「ショスタコーヴィチの第5番第4楽章」
確かに早くなるし、わくわくするんだけどこんな88から132まで早くなる間に細かく指定されてると思わなかったです。
演奏は、とても怖かったです。破綻しそうなギリギリな速さで、だから真ん中のゆっくりとしたところでちょっと一息つきましたが、ここがまたあんまり安心感のあるメロディではないんですよね。追い立てられて、静かなところに逃げ込んで、安心してもいいよと言われても不安であり続けるような感じがしました。
最後の長調になるところは、やっぱりぞくっとします。ぱぁっと明るくなって。ゆっくりになっても安心しきれない、取り付く不安からぱぁっと解放されたところがとても

「合奏の呼吸」速いテンポのなかで拍の頭以外のところから入ったり、出て行ったり・・・・・・という難しさ。で取り上げられたのがプロコフィエフの交響曲第5番第4楽章でした。
初聞きです。で、聞いてるうちにうとうとしてしまいました・・・・・・。

「音の五感」音と言うものを香りや光に例えて。
で取り上げられたのが、ドビュッシー「牧神の午後への前奏曲 」。
冒頭のソロが特にそんな意味合いのあるフルーティストの難所・急所でもあるんだって。
神田氏のインタビューで、冒頭のソロは一息でと聞く。そして、フルート奏者に指揮者から「はい」とまかされることが多いそうです。で、どんな音で吹くのか一音一音の大きさなどと楽譜の意味合いをよく考えて決めていくそうです。
この曲、まともに聞いたのは始めてかも。この手の曲は昔の自分なら苦手だったと思うけど、面白いなぁと思って聞けるようになったかもしれません。
冒頭で魔法にかかったような感じがします。

今宵もカプリッチョ

「指揮者と指揮棒」でした。

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