広上淳一&京都市交響楽団「フライデー・ナイト・スペシャル」マーラー:交響曲第3番

2024年8月23日(金)開演時間 7:00pm
京都コンサートホール

マーラー:交響曲第3番ニ短調

指揮:広上淳一
管弦楽:京都市交響楽団
メゾソプラノ:藤村 実穂子
京響コーラス(女声)[合唱指揮:浅井 隆仁]
京都市少年合唱団

マーラーの第3番は、昔N響アワーでベルティーニ指揮の終楽章の演奏を聴いて(この回)、聴き終わってからしばらく固まってしまったぐらいに衝撃を受けてから、大好きです。
演奏会の機会があったら、なるべく行くようにと思いつつも、田舎在住なので機会はなかなかなく。これで2回目(1回目はこちら)。どちらも京都コンサートホールでした。

冒頭の八本ホルン好き。
ホルン好きだーー!!!と気持ちがあふれる。

とても音楽的に盛り上がりすぎて、「これは、1楽章終わりに思わず拍手出るかも」と思ったら、やっぱり拍手される方がちらほら。でも、それはものすごく共感できる……素晴らしい音楽でした。

今まではそんな風に思ったことないけど、この曲、本当にホルン怖い曲だなーってハラハラしました。特にメゾソプラノとの掛け合いが、本当に本当に繊細な音を求められているような気がして、もうドキドキしました。

そして、バンダのポストホルンが、これまた天から降る音で、本当に美しかった。

そして、トランペット奏者の細かな表現力に胸キュン。私、以前に京響を聴きにきたときも、トランペットの美しさにキュンキュンしましたが、また京響ペットに恋をしてしまいましたよ(そのときのトランペット奏者さんは、今はN響で演奏されています。いつもクラシック音楽館でほれぼれ聞いてしまいます)。

京響コーラス、京都市少年合唱団すばらしかった!とくに少年合唱団は歌声だけでなく、入場から退場まで、とってもお行儀がよくてびっくりしました。

そして、大期待の第六楽章は、いつも聞くのより、人間要素が大きく、人間らしい音楽のように感じました。

あの音の揺らぎは、どこが演奏してもそういうものなのか、それとも少し日本のこぶしというか、ゆらぎというか、関西の方言的な何かなのだろうか?
そういえば、日本の楽団で聴くのは初めてかもしれません。

弱音のところは普段CDでは聞こえない音や響きが聞こえてたからか、(合ってる?大丈夫?こわい!)と思ったけど、強音は、その場面その場面での、いろんな豊かさがあって、震えましたね。

タクトが下りる前の「ブラボー」はちょっと残念だったけど、自然に出てしまうかもしれない……。

でも近くにおられた紳士のブラボーのタイミングがバッチリすぎて、熟練の技を感じましたよ。
ちゃんと指揮者がタクトを下ろし、拍手の盛り上がりの中で、立ち上がってブラボー!そして、しばらくするとすっと座る。奏者が指揮者によってねぎらわれている中、素晴らしい演奏をされたと思われた方のときには、立ち上がってブラボー。そして、それを追いかけるようにいろんなところからブラボーが聞こえる。

隣のおじいちゃんも聴き方、微動だにせず、おそらく咳止め用と涙拭き用にタオルを持っておられた。聞き方がプロだった!

コンサートって、本当、近くの席の方も当たり外れがあるので(歌われたり、指揮されたり、いびきとか、寝てて鼻ピーピーが一番つらかったな…)、今日はとてもよい席に座れたと思いました。

近くのご飯屋さん「キャピタル東洋亭 本店」

コンサートの始まる前に、「キャピタル東洋亭 本店」に行きました。京都コンサートホールの近くには、美味しそうなお店がたくさんあって、また行くときにはいろいろと楽しみにしたいです。マールブランシェのモンブランとか食べたいなぁ(^^)

「キャピタル東洋亭 本店」は、私はあまり存じ上げなかったのですが、ハンバーグで有名なお店でした。ディナーのつもりでいったのですが、入店が16:57でギリギリランチの時間で、ランチが頼めました(笑)

まるごと1つのトマトを使ったサラダ、マッシュルームのポタージュ、ハンバーグ、ケーキ、飲み物。

ハンバーグはアルミホイルで包まれていて、それをナイフで割るという楽しい仕掛け。ポタージュがすごくおいしかったです(^^)

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