シューマン:ピアノ・ソナタ 第2番 ト短調 作品22

『のだめカンタービレ』9巻。のだめ本選の2曲目。「執拗なまでのシンコペーション」というのを聞きたくて、聞きたくて。あと、この曲のシーンは大好きですね。「君はなにかを手に入れたくてこんなところに来たんだろう?」という一言が、もーなんか・・・・・・ジーンとしてしまいます。のだめの必死さや思いを考えると、(そう、そうそうそうそう、そうなのよっ!)って頷いてしまうし。

すごい曲ですね。ものすごい速さで流れて、いつのまにか終わってる。その早い流れの中に、時々入る警笛のようなメロディ。警笛というのは、ちょっと違うかもしれないけど。1楽章の「チャーチャチャーラ」という繰り返しが繰り返されるたびに、背筋がピンっと伸びてくる。なんか、だらーっとした態度で聞くのは失礼なんじゃないかと思わされる。それは私が「リヒテル」さんのを聞いたからか? 気難しかったそうだからな・・・・・・。

シューマンというと、私は「トロイメライ」とかしか知らないんですね。かつ、私、「トロイメライ」は苦手です(笑)。なんか、甘くて・・・・・・。ロマンチックすぎて。って、別にロマンチックな曲が嫌いなわけじゃないけど、なぜだろう・・・・・・?

このピアノ・ソナタはカッコイイというか、その「チャーチャチャーラ」ってとこに、もうドキドキしてしまうんですけど、それはもちろんシューマンさんというか・・・・・・ロマンチックな緩やかなところもあるわけです。いや、でもやっぱり早いところの流れ方が好きだ。あと第4楽章で繰り返される「チャラーララ ララララ ララ ララ ラ」(わかんねーって!!)というところももう聞いてるうちに、くらっくらしてきますわ(もちろんいい意味で)。

(2004.8.1記)

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