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ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
ベートーヴェン:序曲「レオノーレ」第3番
2004年10月9日 サントリーホールにて演奏
指揮/ウラディミール・アシュケナージ
感想
台風の日だったんだって。どおりで席がポツポツ空いてたわけだ。珍しいなぁと思いつつ見てたけど。
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
今日の演奏会の疲れもあって、第3楽章まで爆睡で見れませんでした。第1楽章をどんな風に演奏されてるのかを聴きたかったんだけどな。
第3楽章から第4楽章は、とにかく早い感じがしました。第4楽章なんて「大丈夫なのか?」と思うぐらい早いというか、なんというか・・・・・・こう前に前に前にというか・・・・・・とにかくドキドキしました。
悪い意味ではないんですけど、落ち着かない演奏だったなーと。ずっとハラハラドキドキして、力込めて聞いちゃう感じ。だから、最後の方なんて思わず「おおー」とかって呟いちゃったけどね。
やっぱりすっごい指揮者によって雰囲気が変わるんだなぁと思いました。若い?感じがした。いや、本当に感覚的なもんだから説明できないけど・・・・・・。腰を落ち着かせるという感じではなくて、「やった!やったよ!!」って感じの喜び(笑)
好きですよ。
ベートーヴェン:序曲「レオノーレ」第3番
ひそかに「ジャイアンのテーマ」と呼んでいるこの曲(笑)。
だって、なんか、途中のフレーズがそれっぽいんだもん。そこで、にんまりしてしまいます。
この曲は、スタニスラフ・スクロヴァチェフスキの昔の演奏しか聞いたことがないのですけど、それと比べるとアシュケナージさんは冒頭が華やかな感じがしました。重くない、なんか明るい感じ。なんで、やっぱり指揮者によって変わるんだなぁと、しみじみと。
アンコール時に、おばあちゃんがステージまで近づいてきて、アシュケナージさんにお花を渡すんですよ。
観客の方がそうやってお花を渡すというのを初めて見たんです。しかもね、お花、紙袋のまま渡すんですよ。それをアシュケナージさんが取り出して、一本女性奏者に渡すというシーン、なんかすごくほほえましかったです。
あのおばあちゃんはきっと、アシュケナージさんのファンなんだろうなぁって思いました。もしかしたら、ピアニストのアシュケナージさんからのファンかもしれませんよね。
この台風にも負けずに来られたんでしょうね。
そういうこと考えたら、なんか嬉しくなりました。
ピアニストだけしておられたころからのファンなら、今回NHK交響楽団の音楽監督に就任という出来事はとても嬉しいことなんだろうなぁって。そんなことを考えたりして、なんか、ちょっとほんわかしちゃいました。
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