「のだめカンタービレ」の第8巻より、RSオーケストラ最初の演奏会の曲です。
「苦悩と絶望と激動の人生」というあおりからして、「私好みかもvと、楽しみにしていた曲です。はい! 暗い曲、重い曲、しんどい曲、ダイスキです!
CDの曲説明より・・・・・・「バイロンの劇詩『マンフレッド』は、放浪の旅を続ける多情多感な主人公の青年が、黄泉の国で彼が棄てた愛人のアスタルテの霊とめぐりあい、その許しを受けて魂の救済を得るという物語」だそうです。
多情多感な青年に愛人がいて、しかも棄てたというあたりから、私には理解不能なのですが・・・・・・文化の差でしょうか。
この序曲は聞いていて、とても感情を揺さぶる曲だと思います。ときおり悲しく、ときおり情熱的に、この交差がすごく胸を打ちます。
聞いてみたCDの演奏の素晴らしさもあるんだと思います。「苦悩」「絶望」というキーワードより、「激動の人生」というキーワードが一番強い気がします。
正直、安らぎの部分は少ないです。美しい旋律にもやっぱり何か重いものがついてくるんですよね。
常に眉間に力が入るような揺さぶりを感じます。これが気持ちいいのですけどね。
(2005.2.27記)
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