世界を舞台に活躍する日本人演奏家- N響アワー感想

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ショスタコーヴィチ:バイオリン協奏曲第1番イ短調作品77
(2002年9月18日【指揮】シャルル・デュトワ 【Vn】庄司紗矢香)

ブルッフ:スコットランド幻想曲作品46
(2001年1月17日【指揮】準・メルクル 【Vn】竹澤恭子)

感想

ショスタコーヴィチ:バイオリン協奏曲第1番イ短調作品7
なんとなく、「なんとか賞」をとったヴァイオリニストとかいわれても、信頼できないなーという先入観があって、 庄司紗矢香というヴァイオリニストも、そんな先入観の先っちょに分類されていて、よく名前は聞いていたけど 積極的に聞こうという気はなかった。
有名な日本人ヴァイオリニストのCDは持っているけど、それほど特別に何かを感じることがなかったというのもあるかもしれない。
でも、うーん。この曲だからってのがあるかもしれないけど、最初から引き込まれたのは事実なのです。
いや、私の好きな「情緒豊かな歌うヴァイオリンの曲」ではないのにも関わらず、食い入るように聞いてしまったのは事実!
「上手い」のもっと向こう側にある「何か」ってのを探らずにはいられない第1楽章。
(あれ、第2楽章は?)
心の中に浸透してきて、ひっかきまわされて。第4楽章の手前のカデンツァ(っていうの?)なんて、ものすごい唖然としてしまった。
第4楽章に突入してからも引っ張られて、終わった瞬間、鳥肌がぶわーっと!!
感動っていうか、いや、でも、鳥肌立っちゃったし、かなり引き込まれてしまったのだなぁと。
うーん。好きかもしれない。いや、好きだ。好きだなぁ!!
もっと他の曲を聞いてみたい!! N響アワー、私にこんなヴァイオリニストさん教えてくれてありがとう!って感じ。いや、前から知ってたんだけど、 その素晴らしさを知らなかったので。
まだ若いんですよね。
これからもとっても楽しみです。
こうなると、第2楽章がー気になるー!!

ブルッフ:スコットランド幻想曲作品46
曲自体、すっごくきれいな曲ですね。好きです。ちょっと故郷を思い出すような雰囲気で、切なくて心にしみるようなメロディがいいですね。
ヴァイオリンは、もっと優しい音のほうのほうが合うんじゃないかなーとか思いました。
結構迫力のある音だと思ったので。
冒頭の第1楽章とかは、もっと囁くような感じのほうが私は好きだなぁ。繊細さが欲しいなーとか、ちょっと思いました。
多分、バックの演奏が優しくてキレイだったからだと思います。
でもこの曲って、なんでヴァイオリン協奏曲なんだろう?
じゃなくても、全然いいと思うんだけどな。メロディすごく綺麗だし。
ちょっと、庄司紗矢香さんの演奏聴くのに、神経使いすぎて(私の中の感情の起伏と盛り上がり方が異常で)、 あんまり他のヴァイオリンの音を聞きたくなかったってのもあるかもしれないです。

関連サイト

庄司紗矢香ウェブ・サイト
竹澤恭子 Official Web Site

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