【とき】7月3日 開演15:00
【ところ】和田山ジュピターホール
【指揮】西本智美
【演奏】ヴァイオリン:磯 絵里子
大阪シンフォニカー交響楽団
【曲】グリンカ:歌劇「リュスランとリュドミラ」序曲
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
チャイコフスキー:交響曲第5番
また、チャイコフスキー。しかも第5番。 滅多に交響楽団がやってこない田舎としては、そう贅沢は言ってられないのデス。
そして、チャイコフスキー第5番もチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲も大好き!
西本智美さんって、どうなんかな縲怩ニ思いつつも、近くで(※注 ここらへんでは車で2時間以内は近くです)聞けるんだから文句はない!!
いざいざ。
今日一緒に聞きに言ったのは職場の同僚と後輩。「交響楽団とか吹奏楽団とか聞いてみたい」と言っていた後輩と、この前ふと「ベルリン・フィル聞きに行きたいんだー」
なんて言ってた時に、なんか真剣に「そういうのは機会があったら行ったほうがいいって!!」と熱弁してくれた同僚を誘ってみたのです。
特に後輩は交響楽団は初めてらしい。
西本智美さん効果か、それとも田舎のクラシックファンが結集したのか、席は満席。
こんなこと、ここらへんじゃ珍しいのか、スタッフの人が興奮気味に「朝に8席残ってたけど、全部売れたよ!」なんて話してた。
あいにくの雨で、傘差すのも面倒。駐車場も開場15分前でも結構一杯。うーん。
このホールの前は1時間ぐらい前に来て、近くのショッピングセンターで時間をつぶしたりしたほうがいいのかもしれないなぁ。
同僚が渋滞に巻き込まれてちょっと遅めに到着。でも、席に座ってから始まるまで、丁度いいぐらいの時間だったかな?
ステージで音だしするメンバーをぼけーっと見つつ、ときどき耳に入ってくるヴァイオリン協奏曲の断片にどきどきしつつ、待つ。
ずらーっと揃いだすメンバー。若干女性多め?
第1ヴァイオリンなんて、男性は1名。ホルンも4人中3人が女性。
はー。女性が多い楽団って珍しいなぁ・・・・・・。
と思いつつ、颯爽と出てきたのは西本智美さん。
私の席は後ろの方だったので、顔はあまりよく見えなかったけど、すらーっとした長身が爽やかでカッコイイ。同僚なんてパンフレットの写真見ながら、「ほらほら、テラちゃん、この人、王子様みたい。どう?」
って言ってたので、「その人、女性だよ」と言ったら。「女の人なんだぁ」って言ってたぐらい、写真もなんか爽やかなかっこよさだよね。
さぁ。今回のコンサートは序曲から。
聴いたことのある曲だなぁ。これがグリンカかー。と、とってもノリの良い、序曲らしい曲でした。
結構好きです。
そして、待っていました。チャイコのヴァイオリン協奏曲!
生は2回目ですー。
磯絵里子さんが、どんな音を聞かせてくれるのか。わくわく。わくわく・・・・・・。
・・・・・・。
・・・・・・んー・・・・・・。
んー。
・・・・・・日が悪いかな。雨だし。きっと。
高音は外れるわー、音が上手に鳴ってないわーで、なんかすっごいハラハラしながら聞いてしまった。
やっぱり雨とか関係あるのかな?
まぁまぁ、気を取り直して。交響曲の第5番。
よかったです。
フィラデルフィアよりも、金管が安定していて、ぜんぜん楽しく聞けましたっ!
さすがに、第2楽章とかの途中の余韻は京都コンサートホールのほうが、空間に引き込まれそうな美しさがありましたが、それ以外は結構よかったです。
とくに第2楽章のホルンソロの美しさ。
あの柔らかい音は、モスクワ・フィルとムラヴィンスキーの第5番に近いです。
ホルンらしいというよりかは、私的にはホルン「らしくない」音だと思うんですけど、「美しくて柔らかい音」です。
別に「ホルンらしくない」音が悪いわけじゃないんです。「ホルンの音」ですしね。むしろ、第2楽章がああいう音で始まると、ロマンティックですよねー。
という感じ。ホルン、うまかったなぁ・・・・・・。いい音だった。
ああいう音を聞くと、ホルンの音がオーケストラで重要な理由が分かる気がするなぁ。
あとは、第2楽章のCMとかで使われるほうのメロディがすごく綺麗で、目がうるうるとしてしまいました。
あんなにあのメロディを意識したのは初めてかもしれません。CMとかで使われている曲という印象よりも、その美しさのほうに気がいきましたもんね。
第4楽章もすごく盛り上がってよかったです。
何度か指揮台が音を立ててたので、せっかくいいホールなんだからもっといい指揮台買えよ、とか思ったりもしましたが。
最後のほうのトランペットとホルンもがんばってました。
まぁ、がんばってるかどうか、ハラハラして聞いちゃうあたりで、ちょっと失敗かもしれませんが。
でも、本当、気持ちよかったです。
大阪シンフォニカー交響楽団、なかなか好きかも縲怐B
と思いつつも、帰ってN響を聞いたりすると、「やっぱN響ってうまいんだなぁ」と再実感したりもしました。
なんか音がね。だまだましてないっていうか。もこもこしてないっていうか。
あ、それはホールのせいか?
でも、ジュピターホール。意外に良い。
また何か楽団が来たら、行こうっと。
ちなみにその日のアンコールは『白鳥の湖』より「白鳥の踊り」でした。
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