ベートーヴェン:交響曲第1番&第4番

演奏:ザールブリュッケン放送交響楽団
指揮: スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ

1. 交響曲 第1番 ハ長調 Op.21
2. 交響曲 第4番 変ロ長調 Op.60

1)2005年6月1-4日 2)2005年10月20-22日 ドイツ,ザールブリュッケン,ザールラント放送大ホール

私が持っているのは「ベートーヴェン:交響曲全集」ですが、4番だけの単独のCDもありますので、それをご紹介しておいて・・・・・・。
やはり、私はこの方のベートーヴェンが一番好きです。音の切れやテンポや、美しい第2楽章など、スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ氏(ミスターS)とザールブリュッケンのベートーベンの交響曲はどれを聞いても好きなのですが、この4番・5番・6番は特に大好きです。
4番の1楽章の「ため」から、一気に音が動き出すところ、何度聞いてもぞくっとします。
抑えた音からパッと打ち上げられて開くような展開の仕方が気持ちよくて、大好きです。
第2楽章や第3楽章もいいんですけど、第4楽章の疾走するような演奏は圧巻です。早いんだけど、絶対雑じゃなくて、だまだま(分かります?雰囲気)しないところが大好き!! 弦楽器の刻みがもっとクリアだといいなぁと思ったりしますが、録音の関係もあるのかもしれません。
低音と高音のバランス、弱音から強音への遷移の仕方、すべてにドキドキしてしまいます。
特に急に強音になるところのエネルギーには毎度驚かされます。なんであんなに音のエネルギーを集められるのでしょう。カッコイイなぁ。

第1楽章から第4楽章への構成は、スクロヴァチェフスキ&ザールブリュッケンの第5番『運命』と同じぐらい大好きです。
やはりこれも第1楽章から第4楽章の流れを楽しんで、あの生き生きとした疾走感あふれる第4楽章に繋がる快感を楽しみたい演奏だと思います。
(2008.06.29 記)

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