『のだめカンタービレ』4巻に収録の番外編「リカちゃん先生の楽しいバイエル」のときに、リカちゃん先生がのだめたちの子守唄に弾いた曲ですね。とは言っても、子守唄に弾いたのは、途中からではないかと思いますが・・・・・・だって結構最初のほう激しいし、暗い気がするのです。途中からはうっとりしちゃいますね。あれが子守唄だったら、気持ちいいだろうな。
この曲は、『P.A.』1巻【赤石路代】の作中にもちょこっとでてきます。『正しいショパンの楽しみ方』かな。主人公の史緒が、暗い気分のときにショパンなんてかけないでよ、と泣いてしまうんですけども・・・・・・。これは、冒頭の部分と、終わりの部分の気分かな。でも、暗い気分のときに真ん中を聞いても、まぁ、しんどいかもしれませんね。綺麗なだけに。
ショパン、一時期大好きでした。きっかけは「マリナシリーズ」【藤本ひとみ】のイメージアルバムで、取り上げられていたから・・・・・・。んで、シャルルのテーマはショパンのワルツでしたけど、これ、私がひけるショパンの曲のうちの一つです。それがまた美しくて・・・・・・。それで結構聞いてました。
曲も挑戦したんですけどねー無理でした(笑)。幻想即興曲は、16分音符と三連の組み合わせがあるでしょう。あれがあわせられなくて。当時中学生でしたけど、友人Nに弾かせて楽しんでました・・・・・・彼女は「革命」も生で聞かせてくれる貴重な人だった・・・・・・。
個人的になんですけど、ショパンって雨が似合うんじゃないかな。
史緒(『P.A.』)は「ショパンはひとりで聞かないように、できれば愛する人の傍らで。1人ならせめて明るい草の上・・・・・・」みたいなこと言ってますが、私は「ショパンは1人で、雨がしとしと降る日に、窓辺に座って白いカーテン越しに雨に濡れる緑を見ながら・・・・・・傍らにお気に入りの紅茶を置いて」ですかね。あんまり晴れた日に聞くもんじゃないかなぁと思いますな。
とくに、この幻想即興曲は・・・・・・。「雨だれ」という雨の日には最適そうな曲もありますけど、あれは「雨の日に」というよりも「夜、周りが寝静まってから、ひっそりと」というイメージかな・・・・・・。
ああ、何はともあれ、ショパンは出来るだけ1人で聞きたいですね。
それこそ、ほとんどないもない部屋で、庭の木を眺めながら、紅茶を飲みつつって、その前に自分の部屋、掃除しなくちゃな(笑)。半のだめ状態・・・・・・
(2004.7.10記)
聴いたCD
この曲が登場する作品
『P.A.』1巻【赤石路代】
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