クラシック音楽館をいくつか撮りためていて、そろそろ消さなければならないので、内容を記録するとともに、感想なども残しておこうかと思います。
クラシック音楽館で好きなのは、リハーサル風景やそのときの指揮者の指示などに触れられたり、指揮者や奏者のインタビューなどが聞けることです。
それもちょっと残せたらなぁと思っています。
N響演奏会
2022年9月に首席指揮者に就任する予定(2021年現在)のファビオ・ルイージ氏とコンサートマスターの篠崎氏の対談。
2001年。ルイージ氏はまだ若手で、伝統を持つNHK交響楽団との共演は光栄に思っていた。
ルイージとN響をつないだのは、サヴァリッシュ氏。
ルイージ氏はサヴァリッシュ氏の専門性と音楽性からインスピレーションを受けていた。サヴァリッシュ氏が総監督だったバイエルン国立歌劇場からキャリアが始まった。N響に客演することになったとき、サヴァリッシュ氏に聞くと「すごく経験豊かな楽団で、ドイツ音楽にふさわしい音色をしている」と語った。ドイツ音楽の経験の深さtお彼の意図した響きとスタイルを感じました。サヴァリッシュ氏が多くのオーケストラに課した音楽性だった。その後も多くの指揮者が登場し、レパートリーを増やしましたが、私にとってN響はドイツ音楽を熟知したオケであり、ロマン派や後期ロマン派では他の追随を許さないのです。
ベートーベン:交響曲第7番 イ長調 作品92
指揮:ファビオ・ルイージ
管弦楽:NHK交響楽団
2008年7月18日(金) 会場:NHKホール
感想
ベートーベン:交響曲第7番
すこしざらざらしている感じはするけど、躍動にわくわくする7番だなと思いました。そして、ホルンに松崎さんがおられるー!
マエストロルイージはファッションセンスも抜群で、香水作りにも凝っている。
おしゃれは好きですが、良い身なりは敬意の表れでもある。汗をかくリハーサルにあのような服を着ていくのかと聞かれるが、オーケストラのメンバーへの敬意の表れだと言っている。
(篠崎さん)マエストロの音楽と同じで、トラディショナルでありモダンです。
レスピーギ:交響詩「ローマの噴水」
指揮:ファビオ・ルイージ
管弦楽:NHK交響楽団
2004年11月19日(金) 会場:NHKホール
感想
レスピーギ:交響詩「ローマの噴水」
ホルンに松崎さんがおられるー!そして、篠崎史紀さんがコンマスにおられて、とってもお若くて……。2025年3月末で特別コンサートマスターを退任、N響を退団とのことで、このタイミング(2025/3/20)で、2021年の録画を見て、さらに2004年の、若いマロさんを見ると不思議な気持ちになります。
どんな音楽を作っていきたいか。どんなレパートリーを披露したいか
次期首席指揮者に選ばれたのは、得意分野がドイツ・ロマン派だとい知ってのことでしょう。サヴァリッシュ・スウィトナー・ブロムシュテットが築いた伝統、ブルックナー・ブラームス・ベートーベン・マーラーを引き継ぎながら展開していくことでしょう。ご存じのように、フランツ・シュミットの作品を高く評価しています。シュミットは探求すべき興味深い作曲家で近いうちに取り入れます。私の好みに縛られることなく、お互いレパートリーを広げることでしょう。一緒にすてきな旅に出かけるのです。
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 作品98
指揮:ファビオ・ルイージ
管弦楽:NHK交響楽団
2017年4月21日(金) 会場:NHKホール
感想
ブラームス:交響曲第4番
ホルンに福川さん発見。情熱的なブラームスでした。特に最終章がとってもかっこよかったです。ホルンが2本、シルバーだったのが印象的でした。
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