金 聖響(指揮)&大阪センチュリー交響楽団

モーツァルト生誕250年記念特別企画第2弾

【とき】2006年11月27日(月) 開場 18:00/開演 18:30
【ところ】和田山ジュピターホール
【指揮】金 聖響
【演奏】大阪センチュリー交響楽団  川井綾子(ピアノ)
【曲】
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク ト長調 K.525
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466
モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」 ハ長調 K.551

生音は実に1年ぶりです。
和田山ジュピターホールは、去年、西本智美&大阪シンフォニカーに聴きにいった以来です。
今日は仕事を定時で切り上げて、その時聴きに行ったメンバーと一緒に再びです。

指揮者はちょっと気になっていた金聖響さん。
さてさて、ひさしぶりの生音。
あまり好きでないモーツァルト(笑)どうなることやら。

仕事が終わってから向かったので、会場に入ったのは結構ぎりぎりでした。
いや、それよりも気になるのはこのお腹のすき具合だったりして(笑)
でも、何かを買って食べる余裕はありませんでした。
会場に行ってお手洗いに寄って出てきたときには、開演前のブザーが鳴ってましたからね。
結構ぎりぎりだったんですね縲怐B

アイネ・クライネ・ナハトムジーク
有名な曲なのにちゃんと通して聞くのは初めてかもしれません。
久々の生音に始まってすぐに「じーん」。弦の音って大好きなんですよ。
それが、本当に空気を作っているという感じがして、しっかり震えも伝わってくる。

「ああ、生音だー!!」

そして、金聖響さんの指揮は、テレビでも見たことがなかったので、本当の意味で「初めて」。
すっごいですね。
なんか、その手の動きにあわせて音の溶け込んだ空気が動いてるって感じがしました。
アイネ・クライネ・ナハトムジークは、間に合わなかったら聞けなくてもいいけどなぁとか思ってたんですが、聞けてよかったです。

ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466
モーツァルトが作曲した数々の協奏曲の中でも数少ない「短調」の曲だそうです。
ピアノ協奏曲は、あんまり期待せずにいたのですが、結構良かったです。
すっごい綺麗なピアノの音。零れ落ちるような軽やかさで始まったときには、ほっと息が漏れました。

ものすごく感情に食い込んで揺さぶるような演奏ではなかったのですが(モーツァルトだしね)、終始とにかく美しい音色に聞きほれてしまいました。
はー、なんであんなに軽やかな音が出せるんだろうなぁ・・・・・・。

交響曲第41番「ジュピター」 ハ長調 K.551
正直言って、『やられたー』と思いました。
本当、こんなにカッコイイ「ジュピター」・・・・・・いや、こんなにカッコイイ「モーツァルト」聞いたことない!!

第1楽章の始まりで、気持ちつかまれました。
カッコイイところと優しいところ、ぐっと締まるところとふわっと包み込むところ。この差にどんどん引き込まれました。
オーケストラから音を引き出し、包み込み、客席に届ける聖響さんの指揮にも感動してしまいました。
しかし、途中で私のほうに異変が。
喉がコソコソするのです。痒い。むずむず。
咳が出る!!
でも、咳は出したくない!! という葛藤に気をとられてしまいました。
ごめん! 一回だけ咳させて!!
と、耐え切れず咳してしまいましたよ・・・・・・。うーん、こんなこと滅多にないんだけどなぁ。
しかし、いいところで咳するの我慢するのって大変ですね・・・・・・。できるだけ大音量のところを狙ってみたけど(笑)

第2楽章も第3楽章も、ものすごいよかったけど、やっぱり第4楽章には圧倒されました。
感極まってしまいました。
特に、途中に出てくるホルン。あれ、よくあれだけの音をあの音の頂点で出したなぁ。それにぐっと心つかまれ、あとは音の美しい響きとうねりになすがまま。
コントラバスの音もすごーくかっこよかったー!!
モーツァルトって広いんだなぁ。すごいなぁ。
そう思いました。

一緒に行った会社の後輩は、普段はまったくクラシックを聞かない子なのですが、二人で「よかったー!よかったー!」とハイテンションになりながら帰りましたよ。
もう一人の同僚は、結構冷静でしたが(笑)。

そして、金聖響さんの指揮で、もっともっといろんな音楽が聞きたい!と思いました。
ベートーベンとか、マーラーとか!!
すごいファンになりそうです。素敵!!

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