『のだめカンタービレ』13巻【二ノ宮知子】。マルレ・オケの公演で演奏されていた曲です。
ドビュッシーというと、ピアノ曲のイメージが強すぎて、管弦楽のイメージが無かったのですが、この曲を聞いて「いいじゃーん」とか思ってしまいました。 ただ、なぜか冒頭、日本の海を思い浮かべてしまうんです。
フランスの方なのに、日本の海のイメージを強く強く感じてしまって、「何故だー。私の捉え方がおかしいのかー。日本海毎日見てるからかー?」 とか思ってたのですが、よくよく調べてみると『1905年に出版されたスコアの表紙には、葛飾北斎の浮世絵である、冨嶽三十六景「神奈川沖浪裏」が使用された。(wikipedia:海(ドビュッシー)より引用)』 らしく、どうもそちらの影響を受けたらしいんですね。
それを聞いて、妙に嬉しくなってしまいました。
昔は、クラシックって、結構ただ「クラシックを聞く」ために聞いてたところがあるんですが、最近は素直にその曲を受け止めれるようになってきたのかなぁ・・・・・・なんて。 あ、いや、余談でした。すみません。
でも、葛飾北斎に影響された印象派っていうと、ゴッホなど絵画の世界を思い浮かべるんですけど、音楽も影響を受けていたというのが面白いです。
さて、曲のほうですが、夜の不気味さとかそういうのを感じつつも、雄大なイメージで盛り上がりまくります。
最後のほうのとても壮大で、でもどこか広がりの感じる音たちが、本当に気持ちいいです。
でも、やっぱり私は第1楽章が好きかな。あれを聞いてると、日本の海から世界の海へ繋がって広がったー!という、なんとも言えない嬉しさがこみ上げてくるんです。
勝手な解釈かもしれませんが・・・・・・。
頭の中では、海から空の鳥が俯瞰している図に、情景が浮かぶのを楽しんだりしています。
(2006.7.23 記)
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