『のだめカンタービレ』6巻より。会話の一部にしかでてこない曲ですが、名曲かつ有名!ですよね。
去年の定期演奏会のサックス四重奏で演奏されたのですが、そのときの曲紹介の原稿を書くためにいろいろと調べました。
エルガーがピアノの生徒として出会った8歳年上のアリスのために作曲したそうです。
このアリスは上流階級の女性で、当時有名でもなんでもなかったエルガーにとっては高嶺の花。
周囲に反対されまくったのを押し切って結婚しました
エルガーというと、「おしどり夫婦」というのでも有名ですが、彼女を思って作った曲がこれなら、本当に愛しく思っていたのだなぁと、 ほんわか幸せな気持ちに浸れるのです。
『金色のコルダ』というゲームでも、ラストにお目当ての人に愛の告白をするために弾く曲、というような扱いになっております。
これが、私的には違和感がありまして・・・・・・。恋の告白にしては、穏やか過ぎるというか、達観しすぎている曲だなぁとか思ってしまうのです。
いや、私の恋愛感や曲への感想が入ってるので、勿論一般論ではないと思いますよ。
エルガーの「愛のあいさつ」は、人としての愛というか。 全ての愛というか・・・・・・。全て包み込んで「君が大切なんだよ」というような曲に感じられるのです。
だから、この曲がアリスのために作られたのなら、本当にエルガーは「たった一人の人」に出会えたんだなぁとか思います。
あー曲の感想じゃなくなってきましたね。
さて、この曲ですが、最初はあまり好きではありませんでした。
だけど、今では大好きな曲です。
私はこの曲を聞くと、いつも春の日差しを思い出します。
雪解け水の音、雲ひとつ無い空、山の残雪に反射する太陽の光、小鳥の鳴き声。
雪国に住んでいるから、この曲にある「きらめき」をそういう「春」に投影してしまうのかもしれませんね。
(2006.1.29 記)
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