モーツァルト: アヴェ・ヴェルム・コルプス ニ長調 K. 618

2008年新春ドラマの「のだめカンタービレ パリ編」で登場。ドラマの中では、自分の音楽に行き詰まったのだめが、誘われるように寄った教会で聞いた曲です。のだめのなかのわだかまりを溶かしてゆく、やさしい響きに、私も涙してしまいました。
のだめの焦りや迷いや悩みに、本当に「がんばれ」「がんばれ」って声援送りつつ自分に重ねてしまっていたので、なんか、私の中のわだかまりもゆっくりと溶かしてくれたような気がします。

原作漫画では出てこない曲ですが、すごくいい曲を選択されたのだなぁと感動しました。

どこかで聞いたことがあるけど、特に誰の曲なのか気にしてなかった曲でした。
だから、あらためて「モーツァルト」といわれたときに、「そうなの!?」って驚いてしまったのです。
讃美歌って、特に誰が作曲者って気にしないところがあると思うんですよ。その賛美歌のような、「神様のギフト」のような曲だと思っていたのです。

モーツァルトって昔は好きじゃなかったんですが、今は素直に「好き」と言えるかもしれません。この曲を聞いて、ますます「好き」になりました。
モーツァルトの曲の中で、最も「美しい」曲なのではないでしょうか。ニ長調というのもやはりポイント?モーツァルトの書簡で「お父さんの好きなニ長調で作った曲です!」という言葉があったので。(これは「のだめカンタービレ」の漫画に掲載されてました(^^))

疲れたとき、嫌なことがあったとき、心に自分でも説明しきれないようなしこりが生まれたとき、この曲を聞くと不思議と、すーっと消えて小さな光が残るような、そんな気持ちになります。
(2008.1.13記)

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