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ペルト:フラトレス
プロコフィエフ:バイオリン協奏曲 第1番 二長調 作品19
(【Vn】ヒラリー・ハーン)
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番「ラルゴ」(アンコール曲)
ショスタコーヴィチ:交響曲 第5番 二短調 作品47から第4楽章
(2005年5月25日/【指揮】パーヴォ・ヤルヴィ)
感想
最近の演奏会よりってことで、本当に最近の演奏会ですね。すべて20世紀の作曲家さんの曲です。
今日は、とうとう大河内さんが池辺先生のギャグに返しきれずに流しましたね。「ロックよりも5」だっけ?
・・・・・・・・・・・・笑えないよなぁ。タイミング的にも。っていうか、「ギャグだと気づかなかった」に私的には一票。
ペルト:フラトレス
聞いたことのない作曲家さんだなぁ。っていうのと、現代音楽(近代音楽?)っていうので身構えちゃいました。
けど、なだらかで静かな曲で、押し付けがましくなくていいなーと思いました。
押し付けがましいってのは、現代音楽へ対する私の偏見です。
心静かに、目を瞑って、すぅっと入り込んでしまいたい曲だなぁと思いました。
弦の後に響くクラベスとバスドラムの音。
なんだか、ちょっと和的だなーと思ったんですが(笑)。
神秘的だったからかな。儀式じみていて、静かで、波紋が広がるみたいな感じがして、好きです。
プロコフィエフ:バイオリン協奏曲 第1番 二長調 作品19
ヴァイオリンの音が、すごく人間っぽいと思いました。
フランク・ペーター・ツィンマーマンの高音とか、すごく好きなんですよ。なんか、すごい空気の音って感じ?
でも、ヒラリー・ハーンの高音は「人の声」っぽいなぁと思いました。
ヴァイオリンの音は、人の歌声に限りなく近いって言われるけど、イマイチ実感なかったんです。
でも、今回聞いた音は、どっかそんなことを思い出させてくれるような音だと思いました。
プロコフィエフという名前はよく聞きますが、実際にヴァイオリン協奏曲を聞くのは初めてな気がします。
第1楽章は、なんか映画みたいですね。神秘的に始まって、敵に追いかけられていて、闘争して、でシリアスなシーンがあって、最後に主人公は死ぬ・・・・・・みたいな。
おもしろい曲だなぁ。
第2楽章は、とても緊迫していたのに、結構短く終わるし。
全体的に、ヴァイオリンだけの曲じゃない気がしました。
主題を今歌え!って言われても、歌えないもんなぁ。こんなメロディがあったよって説明できない。
これが現代音楽?
でも、嫌いじゃない。おもしろいね。
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番「ラルゴ」
やばっ。鳥肌っ!
気持ちいい。すごく綺麗に透明に響く音。
トレトレトレトレって響くの、なんていうのかなぁ。
あの細かさが、口の中に響く感じがして、繊細で好きだぁ。
だけど、一言・・・・・・。
こんな曲のときに、そんなにゲッホゲッホ咳するなぁぁ!! ハンカチ用意! 押さえろ!!
って、いう気がした・・・・・・。
咳するなとは言わないけど、ダイレクトに空気を振動させるような咳の仕方してほしくないんだなぁ。
もっと気を使えよ
うちの父もコンサートで咳とか出そうになる人だけど(場とか空気とか緊張とかで?)、必ずハンカチ分厚く折って口に当てるし、できるだけ我慢してるし、のど飴最初から口に入れたりしてるのに。
そこまで気を使う人のほうが少ないのかなぁ。
ショスタコーヴィチ:交響曲 第5番 二短調 作品47から第4楽章
やったー! ショスタコの5番だ! しかも4楽章!!
って、わくわくして聴き始めました。
キタキター!でも、遅ッ! だけど、力強い! 面白い! だからこの加速が効くんだな!
対してすっごい早くないのに早く聞こえる!
・・・・・・だけどだけど。
N響がついていってないような?
バラッバラ?
指揮者の解釈に食いついていけてない気がするんですが・・・・・・。
面白いのに! こんな感じの5番は初めて聞くから、面白そうなのに!
なのに、N響がついていけてないような気がする! キモチワルイ! そんなズレかたしないでー!
というような、思わず眉間に皺が寄る冒頭。
始終、イライラするー! 最後の最後でトランペットがやってくれるしー。難しそうだけど!
・・・・・・みんなガンバレー!
と珍しく、N響アワーで「ハラハライライラ」する演奏を聴きました。
ラフマニノフのピアノ協奏曲以来だなぁ・・・・・・。
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