日本の音 西洋の音 – N響アワー感想

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池辺晋一郎:河・叫ぶ
(1988年8月1日/【指揮】外山雄三)

プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調作品26から第3楽章
(2005年6月1日/【指揮】パーヴォ・ヤルヴィ 【ピアノ】アレクサンドル・トラーゼ)

武満 徹:ウォーター・ドリーミング
(2005年1月14日/【指揮】ウラディーミル・アシュケナージ 【フルート】エミリー・パイノン)

西村 朗:2台のピアノと管弦楽のためのヘテロフォニーから第1楽章
(1988年5月23日/【指揮】外山雄三 【ピアノ】神野明・佐藤俊)

石井眞木:モノプリズム から
(1977年10月12日/【指揮】岩城宏之 【和太鼓】小口大八と御諏訪太鼓)

感想

4月24日に「愛宕山古典芸能祭2005」の一環として行われた「池辺晋一郎の和楽・洋楽トーク」の模様を織り交ぜながらの放送です。 日本ばっかりって感じですが。

池辺晋一郎:河・叫ぶ
池辺先生の曲ってはじめて聞くかも。
最上川の民謡だったかなー。とにかく民謡を元に作った曲だそうです。
民謡・・・・・・以外の何者にも聞こえません。
壮大にオケで民謡をしたら、こうなるんじゃないかなーと思いました。

プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調作品26から第3楽章
こちらは長唄「越後獅子」をヒントにして作られた曲だそうです。
言われて見ればそんな気がーっていうのは、こういう曲を言うのですよ、大河内さん・・・・・・。
ピアノが出てこないところの弦の音が、静かで冷たい風の吹く満天の星空なイメージをもたらしてくれました。
美しい響きだ縲怐B

武満 徹:ウォーター・ドリーミン
やっぱりわからないんだよねー。武満先生の曲は。
心象風景というか。何かを音楽してるってわけでもなさそうな。
全然媚びない曲だなぁと。
私的には水の波紋かな。
何かが落ちたとかじゃなくて、ただ風による水の波紋のイメージです。
静かで、そこには一切の「人間」の感情は入ってこないのです。そんな、あるべくしてあるだけの存在っていう感じがします。

西村 朗:2台のピアノと管弦楽のためのヘテロフォニーから第1楽章
日本人って「音」ではなくて「余韻」がすきなのですかね。
芯のある音の周りが好きなのかな。
それが重なるのが好きなのかな。
私が、今川焼きは「あんこ」よりも「側」が好きな如く。・・・・・・たとえ悪すぎ。

つまりは、なんだかよくわからない。ただただ神秘的で、どこか不愉快な響きが印象的な曲だなと。
なんか警告受けてる感じがしました。

石井眞木:モノプリズム から
うーん。かわった曲ですね。いや、音か。曲ではないだろう。
最初、音出し? リハ? とか思っちゃいましたよ。曲だったんですよね。
うーん。やっぱりこういう日本的な曲というか、メロディではなくて響きを楽しむ曲は、楽しめません。よくわからないなー。

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