名旋律に名伴奏あり- N響アワー感想

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モーツァルト:セレナード ト長調 K.525から第3楽章、第4楽章
(2003年11月19日/【指揮】ローター・ツァグロゼク)

シューベルト:交響曲 第7番 ロ短調 D.759“未完成”から第1楽章
(2003年7月/【指揮】マルク・アルブレヒト)

ワーグナー:歌劇“タンホイザー”序曲
(2004年2月27日/【指揮】ハインツ・ワルベルク)

ブラームス:交響曲 第3番 ヘ長調 作品90から第3楽章
(???/【指揮】ウォルフガング・サヴァリッシュ)

感想

今日の大河内奈々子さんは、お姫様みたいな格好でしたね。白い服にくるくるの髪。かわいい!
さて、今日は名伴奏。普段伴奏ばっかりやってる私的には、「伴奏をとりあげる」というだけでも嬉しかったです。
たまには、伴奏の大変さを味わうといいんだわ! トランペットめー! 毎回毎回ソロばっかり吹きやがってー!キー!!
と、なることがたまーにあるので。

モーツァルト:セレナード ト長調 K.525から第3楽章、第4楽章
一番単純にわかる伴奏。最近、N響アワーはモーツァルト率が高いっすね。ブームだから?
だけど、こういう曲を聞くと「モーツァルトは癒しだ!」というのはわからんでもない。
全てがそうだとは思わないけどー。

シューベルト:交響曲 第7番 ロ短調 D.759“未完成”から第1楽章
この曲は有名ですよね。日本人って「三大●●」ってつけるのすきだと思うけど、『三大交響曲』の一つが、これじゃなかったですか?
『運命』『新世界より』『未完成』ってよく新聞のテレビ欄の下の部分のコンサート告知の部分で並んでるのをよく見る気がします。
いっつも『未完成』が何故入るのかがわからなかったんですよ。
今回の演奏を聞いても、やっぱりわからないんですよ。
私、シューベルト自体好きじゃないってのもあるんですけどね。
もっとわかりやすくて、もっと素敵な交響曲はたくさんあると思うのに。チャイコフスキーの5番とかさ!!
やっぱり名前付きじゃないと、愛着わかないのかなぁ・・・・・・。
シューベルトのこの曲は、悲劇的で自分好みのはずなんですけどね。
どろどろしてても、ブラームスほどのしつこさというか濃さがないのが、気に食わないのかもしれませんなぁ。
うーん。誰の指揮のものを聞けば、「こいつぁーおもろいわっ!」って思えるんだろうなー。

ワーグナー:歌劇“タンホイザー”序曲
私にとって「聞かず嫌い」はワーグナー。
聞いたら「ええわー」って思えるスケールの大きさ。そして金管のかっこよさがあるのに、やっぱり進んで聞こうと思わないんだよね。
なんでだろうなぁ。
さてさて、ヴァイオリンがすごい伴奏をしているのが珍しいというこの曲。そんなヴァイオリンを伴奏にひっさげて、おいしいのはトロンボーンとホルンでした!
私はホルン吹きですが、この曲はトロンボーンのほうが全然かっこよいですねー。
そして、やっぱり聞き終わったら拍手するぐらい盛り上がっちゃったのに、あんまり「ワーグナー好きー!!」って言えない。
何故だー?

ブラームス:交響曲 第3番 ヘ長調 作品90から第3楽章
ブラームスの第3番の第3楽章。すごいいいです。
旋律が零れ落ちた冒頭から、泣きそうです。
このメロディの最後の一音をどう響かせてくくるか。または、伸ばしている音をどんな風に表情つけるかによって、すごーく綺麗になったり情緒的になったり、 下手するといやらしくなったりするんだろうなぁとか思いました。
悲しい旋律の中に、ふわり、ふわりと音が入ってくるのが絶妙ですねー。
もう、音自体に浸ってしまって、「伴奏」に注目するの忘れてたわv いいのさー。じっくり聞かせろーい!!
伴奏が複雑になっていけばいくほど、私は好きなのかもしれません。

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