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ストラヴィンスキー:バレエ音楽“ペトルーシカ(1947年版)”から
(1987年2月6日【指揮】ガリー・ベルティーニ)
マーラー:交響曲 第3番 ニ短調から第6楽章
(1987年2月12日【指揮】ガリー・ベルティーニ)
感想
今年の3月に亡くなられた、ガリー・ベルティーニさん指揮の演奏を振り返りました。
ストラヴィンスキー:バレエ音楽“ペトルーシカ(1947年版)”から
随分とトランペットが大変な曲ですね。
金管・木管・弦楽器と、思っていることが違うような気分になる重なりに、変な気持ちにもなりましたけど。
金管がのんびりに聞こえて、木管がすごく焦っているようにも聞こえました。
でも、ベルティーニさんの振り方、かっこいいですね。気品があって、ときおり微笑むのがよかった。キュンとした(笑)。
ときおり、ニヤリとしてしまうぐらい音に引き込まれもしました。それが気持ちよかったなー。
タンバリンの音が、冴えてましたね。ちょっとドキっとした。
マーラー:交響曲 第3番 ニ短調から第6楽章
うっはー。終わって拍手が鳴り始めても、身動きしたくないぐらい聞き入ってしまいました。
弦の音とタクトの動きがぴったりと重なって、そのなんとも言えない気持ちの揺さぶられ方にうっとりしてしまいました。
うっとりというよりかは、ものすごい引きつけられてしまって、聞き終わって自分がどんなに集中していたかわかるぐらい、疲れてました。
弦の流れもすばらしいのですが、途中で入ってくるオーボエやフルートの音が降り注ぐ光のようで、なんかほろりと来ます。
私的に、弦は自然・木管は神(光)・金管が人。というような気持ちで聞いてしまいました。そんな解釈があってるのかどうかは別として、私にはそう聞こえました。
自然の美しさに、乱入する人の争い。だけど、それに神の祝福(光)が降り注ぎ、自然に静けさが戻って最後は人も自然も存在を祝福するように終わる・・・・・・といったイメージです。
本当に美しかった。
金管がもっと上手だったら、もっともっと引き込まれて、起き上がるのに数分かかったかもしれないです。
関連サイト
都響 // ガリー・ベルティーニ(桂冠指揮者)
http://www.tmso.or.jp/orchestra/bertini.html
HMV Japan – 追悼、ガリー・ベルティーニ
http://www.hmv.co.jp/news/newsdetail.asp?newsnum=503180013
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