【N響アワー】ベートーベン  不滅の恋人への手紙

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ベートーベン:序曲「レオノーレ」 第1番 作品138
ベートーベン:交響曲 第8番 ヘ長調 作品93
  (2007年11月21日 【指揮】ネルロ・サンティ )

感想

ベートーベンの「不滅の恋人への手紙」というのは、ベートーベンの死後、甥によって見つけられた愛する人へ出されなかった恋文のことです。
女性の肖像画とも共に、相手に出すことなく引き出しにしまわれていた手紙は、独身だったベートーベンにとても大切な人がいたという証なのですが、その相手は不明で諸説あり、未だに解明されていない謎なんだそうです。(「不滅の恋」というタイトルで映画にもなりましたね。あのベートーベン役のゲイリー・オールドマンがすごく良いんだ縲怐B結構悪役を演じられることが多いけど、あのベートーベン役はすごくよかった縲怐j

しかし、「不滅の恋人」という訳は、大きな愛と切なさを同時に思い起こす訳だなぁと思います。

ベートーベン:序曲「レオノーレ」 第1番 作品138
ベートーベンが作った唯一のオペラの序曲で、このオペラの序曲は4つ作られたそうです。
序曲のうちよく演奏されるのは、「レオノーレ」第3番と「フィデリオ」で、この1番の演奏は貴重なんだそうです。

ベートーベンの「不滅の恋人への手紙」は謎だらけで、「不滅の恋人」が一体誰だったのかというのは、今でもはっきりとしたことはわからないそうです。
その中でこのオペラの序曲で「レオノーレ」を3曲も作ったのは、その「レオノーレ」という方がベートーベンの理想の女性だったのでは・・・・・・ということだそうな。

そう思いながら聞くと、興味深いですね。

とても美しい曲ですね。なんか、心表れる感じでした。こういうところってベートーベン、好きです。

ベートーベン:交響曲 第8番 ヘ長調 作品93
あれ? 8番って初聞きだっけ? とか思ったけど、勘違いでした。
前に、スクロバチェフスキ氏のベートーベンチクルスで聞いたことあるや。

綺麗というか、可愛らしい曲だと思います。

この曲をするまえに、「第3楽章のホルンが奏でる『ポストホルン』のメロディは、ベートーベンが恋人と過ごした大切な思い出の象徴です」というようなことをおっしゃっていたので、結構楽しみに聞いていたのですが、とってもかわいらしい演奏でした。
なんか、もっと美しくて泣ける感じかと思っていました。
でも、いつまでも残る思い出って、明るい感じなのかもしれませんね。

作曲家がその曲を作ったときの心情って、大きく曲に影響されるんですよね。いや、当たり前のことなのかもしれないのですが、大作曲家であればあるほど、もっと違う次元から曲を作り出しているようなイメージがあるもので。
作曲家だって人間なんだから、そのときの心情が表れて当たり前か縲怩ニ思うと、時代背景やその人の友人・家族・恋人関係を考えることって興味深いのだなと思いながら聞きました。

今日の池辺先生

ベートーベンの不滅の恋人とは。ゲスト青木さんの説で出てきた女性はお金持ちと結婚していたけどあまり幸せじゃなかったと聞いて。
「富豪と一緒だったけど、不遇だったの」

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