夜のガスパール<スカルボ>。のだめ8巻よりです。
瀬川悠人の存在感とおどろおどろしい背景に、ドロドロした曲だと思って聞きましたが、思ったよりそんなことはありませんでした。
シューマンのピアノソナタを聞いたので、コンクールの曲ってとっつきにくいイメージがあったのですが、そうでもなかったです。
ラヴェルは中学校の音楽の授業で「ボレロ」を聴きました。私は「ボレロ」はあまり好きじゃないのですが、そのときに同時に聞かせてもらった「水の戯れ」を聞いて「まぁ、なんてキラキラした情景を描く人だろう」と思ったのですね。
まさに音で風景を描く作曲家。
だから、この<スカルボ>もすごく綺麗な響きのある曲なんだけど、ちゃんと不気味さを背負ってるのがわかるんです。
夜のガスパール。<オンディーヌ>と<絞首台>もいいです。とくに<オンディーヌ>。すっごい綺麗ですよ。
んー。やっぱりラヴェルのピアノ曲は好きだなぁ!
(2005.4.9 記)
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