
20XX年、東K市は直下型地震に見舞われた。自衛軍レスキュー班第四部隊のレイと魚住(うおずみ)は湾岸D地区へ派遣されるが!?
犯罪組織と戦う秘密組織のお話(って書くと、なんか軽いな。軽いわけじゃないんだけど)。「巴が行く!」の系列で続くかなーと思ったんですが、単行本は2巻で終わっちゃいました。
クラシック曲と、縁のなさそうなアクションストーリーなのですが、ちょっと興味深い使い方がされていて印象にのこっています。
とある犯罪(テロ?)組織が事件を起こすときにバックにこの第9番の第4楽章を流すんです。 その犯罪組織が時限爆弾が仕掛けていて、あと12分で爆発する!というときに、主人公の1人の時計が壊れていることに気づきます。しかし、流れている第4楽章を利用して12分を計ったというようなエピソードです。
その主人公曰く「バーンスタイン指揮・イスラエルフィル演奏のとっておきだ。普通第4楽章は10分で演奏される。けどこの盤に限っては12分なんだ。 この曲が流れている限り、俺に時計はいらない」と言ってちゃんと12分測るんですよ。
そのときからその「イスラエルフィルとバーンスタイン盤」を聞いてみたくて仕方がなかったのです。
でも、第4楽章の12分ってそんなに異常でもないんですね。むしろ第2楽章の18分が異常・・・・・・。だって、普通は12分から13分ですし。しかし、この「イスラエルフィルとバーンスタイン盤」は、私の「とっておきの第9番」になって、何度も聞いています。
田村由美さんの漫画では『7SEED』7巻でも、第2楽章の「家路」がトランペットの独奏で取り上げられています。 ドヴォルザーク、お好きなんだろうなぁと思います。
でも、音を聞いただけで「指揮者は誰誰で、演奏はどこどこ」とか、ちょっとマニアックさと耳の良さに憧れます。
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