フィンジという作曲家

某サイトMに書いていた日記ですが、こちらに載せるべき日記かなと思って、書き直してみます。

今日、たまたま聞いていたネットラジオOTTAVAで、たまたま流れてきた曲に、久しぶりに通電(通電?)してしまいました。わわっと思った瞬間に、涙がぶわーって出てきそうになって、頑張って耐えてました。

すごく優しくて気持ちにしみこむメロディに、誰の曲だろう? とか思ったら、「フィンジ」という作曲家でした。そのとき流れていたのは、「Eclogue for Piano and Strings, Op. 10」でした。

ジェラルド・フィンジ Gerald Raphael Finzi (1901年-1956年)。

エルガーと同じような時代のイギリスの方らしんですけど、私、初耳でした。そして、嬉しい出会いでしたよ。「チェロ協奏曲」も有名らしいです。

とても情緒的なメロディで、ロマンティックで、でも、しつこくなくて、透明感もあるんだけど、盛り上がるところでは体の芯からぞくぞくくる美しさがあります。

エルガーとかヴォーン・ウィリアムズとか好きな方は好きだろうなーっていうか、結構あっさりこの二人を抜いて好きになっちゃいそうなんですけども……。

っていうか、私はイギリス音楽が好きなんだなぁと思いました。(最近、ブリテンとかも気になってるんですよね)

「Eclogue for Piano and Strings, Op. 10(弦楽とピアノのための絵クローグ)」は、心洗われる美しさです。
雨上がりの晴れた空の下、草原に座り込んで、空をほーっと見上げて聞きたい曲です。
大切なものを失ったとき、その喪失感の傍らにあってほしい曲です。

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