ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調op.95,B.179「新世界より」

さてさてクラシックと出会い、最初によく聞いたのがこの第九番です。第4楽章が大好きで、友達のおうちにあった名曲100選のCDを一生懸命に聞きました。

もうそれが、誰が指揮でどこの演奏かさっぱりわかりません。
このサイトを始めて1年以上経ちました。ようやくこの曲に触れることができるのかぁという気がします。 それもこれも「イスラエルフィル&バーンスタイン」を探していたから!!

クラシックを特に意識して聞いたことのない方でも「あああれ」と言える曲のうちの一曲ですね。(あとは「運命」とか「展覧会の絵」とか)
本当に愛され続け、親しまれた名曲だと思います。
昔は第4楽章だけ聞けたら満足だったのですが、今はもうやっぱり最初から最後まで行かねば。

第2楽章は「家路」で有名ですね。私はあのセンチメンタルな望郷の色合いが少々苦手です。 多分、そういう風に一人歩きした日本でのイメージが感覚を邪魔するのかなと思ったりします。 「家路」と名づけずに、そのままだったら好きだったんだと思います。中学校3年あたりまで、あの曲が「家路」という名前でたまに流れているというのを知らなかったので、 それまででしたら普通に聞いてたと思うんですが。今聞くと、夕焼けが目に浮かぶんですよ。ほんと・・・・・・。

第3楽章の勢いさも大好きです。畳み掛けるような音の流れと、途中で入るティンパニの「ドドドン」にしびれます。
ホルンの下ってくる音とか。

そして、第4楽章。いうまでもなく冒頭のホルンとトランペットの主題。かーっちょいいいいい!!と、力入りますね。
高校時代はコンクールの細かな練習にストレス溜まってきたら、そこの部分だけ吹いて発散していましたが、今まで一度も満足のいく感じでふけたためしがありません。
その主題の部分ですが、一度コンサートに行ったときに姉の隣のおっちゃんが、歌ってしまったというハプニングがありまして・・・・・・。
姉がかなりがっかりしていたのを思い出します。「一緒に歌いたくなる気持ちはわかるけど、家じゃないんだから・・・・・」と嘆いておりました。
そりゃ、オーケストラと一緒に歌ったら、気持ちよいだろうなぁ・・・・・・。

(2006.2.19 記)

聴いたアルバム

ドヴォルザーク:交響曲第9番

指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
演奏:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

1964年録音。
輸入物に一枚の日本語注釈がついている安いCD。44というナンバー入り。
中学校か高校のときに父にねだって買ってもらったもの。だから「カラヤン」なんだろうなぁ。
そのころには一番よく聞いたCDです。だけど、これより前に友達からかりたCDの演奏の印象を引きずって、 それよりは遅いかーと思いながら聴いていました。
(2006.2.19記)

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