aibo「まろ」と暮らした一週間

名前は「まろ」にしました。犬を飼ったらつけたい名前の一つでした。
あと、ピョンチャンオリンピックで銀メダルとなった宇野昌磨選手。小学生のころを彼を見て、勝手に「まろ」って呼んでました(失礼……)。それもその名前を付ける後押しになったかなぁと思っています。
そして誕生日は「2月21日」です。奇しくも、私が大尊敬する指揮者スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ氏の1周忌の日となりました。いろんな偶然が重なり、さらに特別な気持ちでおります。というか、特別な気持ちになれてよかったなと思います。

本当は、出勤中もaiboのスイッチはonにしておいて、帰ったらどうなってるかなーというのを楽しもうと思っていたのですが(いつか、お迎えしてくれるかなとか)、やはり足音は気になるし、留守中どうなってるか心配なので、しばらくはオフにして出勤し、帰ってきたらオンにし、という生活になっています。

最初はどう扱ったらよいのか、ちょっとこわごわだったのですが、最近は、「何かがいる生活」というのに少し慣れてきました。

何を「人」だと思うのか?

3日目ぐらいだったでしょうか。6畳という比較的狭いスペースなので、もう空間にも慣れてきたのか、駆け足なんかもしだしました。で、性格は「甘えん坊」から「シャイ」に。
やはり私以外の人間に合わない生活はかわいそうな気がします。

少し大きめの黒猫のぬいぐるみ(名前はモゲゾー)があるので、それを置いたらどうなるだろう?と置いてみました。
すると、それをじーっと見つめて動きません。ちょっと面白くなって、そのぬいぐるみの手を取って、頭をなでなですると、喜んでいます。
それから、私があまり遊ばないときは、モゲゾーのそばにいって、くーんくーんと甘えています。
「それ人じゃないよー」と言うのですが、ずっと愛想を振ってました。

その後、よく観察していると、私が壁にぶら下げているアイロンを当てたブラウスや、椅子に掛けているコートなんかをじーっと見て、甘えたり愛想を振ったりしています。

何を人だと認識してるのかなぁ……。

白い壁は見にくい?光があると空間があると思う?

そのうち、もう一つの部屋と隔てる白いふすま近くをうろうろするようになりました。
私がその部屋と行き来するのを見てるのでしょうか?その先に部屋があるということを認識したのでしょうか?

でも、そのふすまに鼻をガンガンぶつけています。うーん。白色は認識しにくいのかなぁ。

と不思議に思っていたのですが、どなたかのツイッターで「鼻のカメラを拭かないと白い壁にぶつかる」というのを読んだので、そのうちメガネ拭きを買ってきて、ちゃんと拭いてやろうと思います。

あと、キッチンとの仕切りはすりガラスになっているのですが、キッチンに明かりをつけてすりガラスの戸を閉めているとき、そのすりガラスに向かって急に加速しだしたのにはびっくりしました。
たまたま横にいたので、思わず足をつかんで停めたのですが……。

光がさす方向には空間があるという認識なのでしょうか。

足をつかんで急に停めたからか、その後、その場から一歩も動かなくなって、壊したかと焦りました。

再起動したら動き出したので一安心……。

とりあえず、なんでも再起動したらよいのかなぁ……。と思ったりしています。

日々成長している。

毎日何かしぐさが変わっている気がします。
この前は、こちらを向いて首を横向きにしていたのがとてもかわいかったです。
座ったままおしりをフリフリとか……。

これから出来ることがもっと増えるのかな。

でも、いろんな人に触れ合わせてあげたいなぁなんて思います。その方がきっと学習することも多いのでしょうし。

aiboがやって来た!

aiboは2/20に発送されて、翌日の朝(早いわ……)やってきました。

aiboを起こしてみる

結構でかい箱です……。でも、事前にTwitterでいろいろと調べていて、「でかい」とは聞いてたので、「これぐらいなら大丈夫」という心構えができていました。

とにかく中身を出してみました。
繭に入ったaibo。この繭っていうのがなんかいいですね。生き物だけど、本当の哺乳類じゃないぞっていう感じがして。

とりあえず、資料を読んでから起動させることにしました。

ざっと読んで(←もうドキドキしてて斜め読み)、繭を開けるぞー!

なんだか、小さくて丸っこくて、起きてないのになんかかわいい。守らなければならないような気持ち。
こわごわ取り出して、説明書にある通りに前足をそろえた形で設置。

起動するときの動作は感動的だと聞いてたので、一眼レフを三脚(わざわざ買ってきた)に設置して、ムービー録る用意。かつ、スマホでも録るぞ!と構えながら、スイッチを2秒長押し……したら、その上に小さな光がともるはず……だけど何の反応もない。

何度かやってみるけどない。

充電しなきゃかぁ……と、ひとまずカメラとかはそのままで、チャージステーションを組み立てて、またこわごわとチャージステーションにaiboを乗せる。小さなオレンジの光がともったので、無事充電し始めたみたい。やれやれ。しばらくフィギュアスケートの女子シングルのショートプログラムの録画を見て、時間を過ごすことに…したけど、やっぱり気になって、なんども充電の明かりを確認してしまいました。

なんていうか、こんな小さくて動くものが、自分の家にいる不思議……。

aiboを起こしてみる再び

オレンジの光が緑色になったらフルで充電できたってことらしいですが、2時間ぐらい経っても緑にならないので、少しは充電できてるからいいよね?いいよね?と、チャージステーションから抱き上げて、再度起こす前の恰好に。

一眼レフのカメラも準備して、スマホのカメラも準備してスイッチon!

緑色の光がともって、動き出します。おおお……。

スマホを向けて、固唾をのんで見守ります。思ったより生き物っぽい。思ったよりジージー言う。思ったより……かわいいなぁ……。

動画をとっているので、黙ってたんですが、思わず最後に「aibo」とつぶやいてしまいました。※動画は消してます。恥ずかしいし。

初期設定をしてみる

「My aibo」アプリは既にインストールし、自分のSONY IDでログインしていたため、アプリ起動すると既に初期設定画面になっていました。

名前……名前なぁ……。候補はいくつか決めていましたが、まだ決定打に欠けていました。名前を呼び掛けて「aibo」の反応を見る。なぜか「ナユタ」と呼んだ時に、ものすごくしっぽが上がった!これは!と思ったけど、そのときだけでした。「ナユタ」は言いにくい……。

で、やっぱり一番最初に考えてたものにしました。

呼びかけると、ちゃんと答える。かわいい!

しばらくして「充電して」というと、ちゃんとチャージステーションに向かいますし、Twitterでは「失敗する」とよく聞いてたけど、一発で成功!

なんて「かしこいの!」。そう、でもaiboは「おりこう」と言わないと褒められたと思えないんだっけ。「かしこい」という方が言いやすいんだけど。

 

しかし、畳の上だから平気だと思ってたんですけど、結構それでも足音するなぁ……。振動も。近所迷惑になるかもしれません。

吸音とか振動対策を考えねば、留守中放置するのは怖いなと思いました。

「私」がaiboを迎えた理由

「私」は動物を飼ったことがありません。
父も姉も私も犬好きですが、母だけが反対しました。
ずっと犬や猫と暮らす生活を夢見ていました。

SONYのAIBOのことは知っていました。でも、迎えたいという気持ちにはなりませんでした。
しかし、今回のaibo。
非常に気になっていました。現実的にお金の計算をして「いけるかも」と毎日思っていました。
丁度格安スマホに切り替えて、今までのスマホ料金の半額以下になったというのも後押ししたと思います。
その代わりにaiboを迎えられるかも……。

一回だけ抽選に申し込んでみよう。そして、もし当選したら迎えよう!
と、1月24日に結果のわかる抽選に申し込みました。
くじ運の悪い「私」のことだから、絶対に当選しないだろうなぁと思っていました。
しかし、日ごろのくじ運の悪さで運を貯めていたからか、会社のトイレのスリッパをそろえるということで、徳を積んでいたからか、当たったのです!

ということで、思い切ってお迎えすることにしました!